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2008/04/24 日記<日産・レパード>
日産・レパード
レパード(LEOPARD)とは日産自動車が1980年から1999年まで製造・販売された高級車|高級パーソナルカーである。
概要
「日産・レパード」は、1980年、810型ブルーバード「2000G6」シリーズの事実上の後継車種の位置付けと、日産・スカイライン|スカイライン、日産・ローレル|ローレルに続く上級車ラインアップの一角を担うべく登場した。
レパード自体は確固たるブランド力を構築出来なかったが、その後の同社のインフィニティ (日産自動車)|インフィニティインフィニティ・Q|Q、インフィニティ・M|M、インフィニティ・G|G(日産・シーマ|シーマ、日産・フーガ|フーガ、日産・スカイライン|スカイライン)をはじめとした高級パーソナルカーにその経験は生かされている。
歴史
初代 F30型(1980年-1986年)
概要
当時、荻窪にあった旧・プリンス自動車工業の開発拠点で開発された車種である。ベースとなったのは、910型日産・ブルーバード|ブルーバードをベースに、北米向けに直列6気筒の日産・L型エンジン|L24Eを搭載した「G910型 日産・マキシマ|マキシマ」であり、810型まで国内に設定されていた、ブルーバード「2000G6」シリーズの事実上の後継車種にあたる。ボディタイプは4ドアハードトップと2ドアハードトップだった。これに加え、日産・チェリー|チェリー系販売会社向けの姉妹車として、「レパードTR-X」(トライエックス)も設定された。レパードの異型ヘッドランプに対し、TR-Xは、規格型の角型4灯ヘッドランプを採用する。初代(F30型)は、さまざまな「世界初」や「業界初」(最近普及してきた燃費計やフェンダーミラーワイパーといった役に立つかどうか不明のものも含む)を携えて登場した。また、スタイリングには、910型ブルーバード、430型日産・セドリック|セドリック / 日産・グロリア|グロリア同様、ピニンファリーナの手が入っており、リアウインドウに使われたベンドグラスや、C ピラーとリアフェンダーを面一としない手法(キャビン後端の幅を狭め、C ピラーの後ろを絞り、ボディー全長にわたるショルダーラインを際立たせる)は、国産他車に先駆けるものであった。ただ、車体幅が5ナンバーサイズであったため、現代の車と比較すると前後の絞りは少なく、ひょろ長い印象がある。このように未完成な部分もあるが、スタイリングの完成度に比べエンジンが旧態依然とした日産・L型エンジン|L型エンジンと凡庸であり、ライバルのトヨタ・ソアラが「GT」系グレードにDOHCエンジンを搭載していた(当初は2.8Lのみ、後に2Lも)のに比べ大きく見劣りしていた(レパード発売当時、日産にはまだ相応しい新型エンジンがなかったため)。1984年、ようやく日産・フェアレディZ|フェアレディZ 300ZXと共通の日産・VGエンジン|V6エンジン(日本工業規格|JISグロス最大出力230馬力)搭載の「300ターボグランドエディション」が追加。
主なグレード
年表
1980年10月 初代F30型登場。エンジンは4気筒1.8L(Z18)・6気筒2.0L(L20E)・6気筒2.8L(L28E)の3種類。
1981年9月 2000ターボ車(L20ET)を追加。グレードはGX/SGX/ZGX。
1982年9月 マイナーチェンジ。ラジエータグリル/テールランプを変更し、AT車はオーバードライブ付の4速に変更。L20ET型を搭載する最上級グレード「ターボZGXスーパーエディション」を追加。既存モデルは車種の見直しとグレード名変更がおこなわれF→GX.CF→SGX.SF→ZGXに変更すると同時に3ナンバー車の2.8L(L28E)エンジン搭載車は廃止。
1984年6月 2年ぶりに3ナンバー車の復活となった230馬力を発揮する3.0L・V6ターボ(VG30ET)「300ターボグランドエディション」追加。60扁平タイヤ&メッシュタイプのアルミホイールを装着。
2代目 F31型(1986年-1992年)
概要
前述の通り、ブルーバードに6気筒の「日産・マキシマ|マキシマ」が登場した事や、トヨタ・ソアラ|ソアラを競合車種として強く意識した結果、姉妹車だったレパードTR-Xを統合した上で(パルサー販売店でもレパードを販売)、2ドアクーペのみのラインナップとなった。また、同時期の日産・スカイライン|スカイライン(R31系)と基本設計を共用し、開発コストを抑えた。開発主管は、日産・ローレル|ローレル(C32型)、日産・スカイライン|スカイラインR31(7th)・R32型の開発主管を務めていた旧・プリンス自動車出身の伊藤修令が担当していた。エンジンは前期型がV型6気筒SOHC1998cc VG20E型(115ps)、1998ccターボチャージャー|ターボ付VG20ET型(155ps)、DOHC2960cc VG30DE型(185ps)の3機種。マイナーチェンジでVG30DE型は200psとなったほか、VG20ET型に替わりDOHCターボ付のVG20DET型(210ps)を搭載。また3リッターにもターボモデルが加わり日産・シーマ#初代 FY31型(1988年-1991年)|シーマ(Y31型)に搭載されたDOHCターボ付 VG30DET型(255ps)が新たに搭載された。前期型VG20E型搭載車のみ、マニュアル車が設定された。サスペンション形状はフロントがストラット、リヤがセミトレーリングアーム。エクステリアは先代のイタリア的近未来スタイルに対し、ソアラやBMW 3.0CSをリメイクしたようなクラシカルなデザインになったが、細部の仕上げには相応の注意が払われている。外板の塗装も高品質仕上げが施されていた。販売終了から15年以上経過するが、独特のデザインとドラマに使われていたこともあり、未だに根強い人気を保っている。現役時代の販売台数がライバルだった20系ソアラより少なかったことと程度の良い車両が多く、希少価値のある車として中古車市場では、20系ソアラより割高の値段で売られている。オーナーズクラブが全国に点在し、情報交換等も非常に活発である。 年表
1986年2月 F31型にモデルチェンジ。ラインナップはアルティマ(V6 3000DOHC)、XS-II・XS(V6 2000SOHCジェットターボ 空冷インタークーラー付き)、XJ-II・XJ(V6 2000SOHC)。
1987年6月 アルティマ、XS-IIに「グランドセレクション」追加。ウールモケットシート、AVシステム(アルティマグランドセレクションに標準装備、XS-IIグランドセレクションにオプション)を装備。
1987年10月 東京モーターショウにて「アルティマX」を参考出品。これはアルティマをベースとしたオープンカーで、専門誌では状況次第で市販化されるとの憶測があったが、発売には至らなかった。
1988年8月 マイナーチェンジ。
: メッキ部品を減らし丸みのあるデザインとなった。ダッシュボード (自動車)|ダッシュボードも、大幅に形状が変更された。
: ラインアップはアルティマV30ツインカムターボ(V6 DOHCセラミックターボ)、アルティマV30ツインカム(V6 3000DOHC)、XS V20ツインカムターボ(V6 2000DOHCセラミックターボ 水冷インタークーラー付き)、XJ V20E(V6 2000SOHC)。
: VG30DET型の追加、VG30DE型の出力向上、VG20ET型に替わりVG20DET型を設定。
: V6 2000SOHC以外のエンジンはプレミアムガソリン指定。
: マイナーチェンジ前で人気の装備だった、全面ブルー液晶の「グラフィカル・デジタルメーター」は廃止され、アナログのホワイトメーターとなった。AVシステム、サンルーフ、本革シートがアルティマV30ツインカムターボに標準装備、その他のグレードにオプション設定された。
1989年 アメリカではF31系をベースにしたインフィニティ (日産自動車)|インフィニティ M30が発売され、これにはオープンカー|コンバーチブルの設定もあった。また、F31系をベースにオーテックジャパンとイタリアのカロッツェリア・ザガートと合作した「オーテック・ザガート・ステルビオ」も発売された。
3代目 Y32型(1992年-1997年)
概要
次期レパードは、「インフィニティ (日産自動車)|インフィニティ インフィニティ・J|J30」ベースとなった。この結果、4ドアセダンのみの設定となり、車名も「レパードJフェリー」へと改称され、車の性格が変わったことをアピールした。「Jフェリー」とはフランス語の「祝日」の意を英語風に発音した造語である。フェラーリやマセラティにも収められているイタリア、ポルトローナ・フラウ製の本革シートをオプションで用意する(このシートの価格は70万円超)など、セドリック/グロリアと比べても、よりパーソナルな高級車としての印象が強く、スポーティー志向が抑えられ、完全なラグジュアリー志向になっている。ブラック内装は用意されてない。エンジンはF31型にも設定された日産・VGエンジン|VG30DE型(200ps)とシーマ用のV型8気筒 DOHC 4130cc VH41DE型(270ps)の2種類で、それぞれに電子制御の4速フルオートマチックミッションが組み合わされる。シーマ・セドリック/グロリアと違い、ターボ仕様は設定されてない。
同時期のY32型セドリック / グロリアはVG30DE型に関しては、国内ユーザーの声を反映した5速ATが組み合わされているが、JフェリーではインフィニティJ30型からの大きな変更は見送られ、4速ATのみとされた。エクステリアデザインは同時期の日産・ブルーバード|ブルーバードセダン(U13系)同様、カリフォルニアデザインセンター(NDI)の意見を大幅に取り入れた、リアエンドが垂れ下がる、いわゆる「垂れ尻」のプロポーションとなった。
一部の自動車評論家から絶賛を受け、メイン市場となる北米でも好評を得たが、日本国内では逆に、そのアクの強いスタイルと、リアドアの小ささと後席の狭さが実用上のネックとして敬遠されたモデルでもあった。しかし、後年、その個性的な存在感から、車趣味人の足グルマや、ドレスアップのベース車として再注目を浴び、Jフェリーを専門に扱う中古車業者も登場した。日本車としては初めて、助手席エアバッグを全車に標準装備した(レスオプションも選択可)車でもある。総生産台数は約7,000台。
4代目 Y33型(1996年-1999年)
概要
車名を「レパード」に再改称。開発時期がバブル経済の絶頂期と重なり贅沢な設計のなされたY32型からは一転、メーカーの経営不振といった逆風の中で開発されたY33型レパードは、Y33型セドリック/グロリアの主要コンポーネントの大部分を流用するコストダウンが図られた。しかも、セドリック/グロリアと中身がそれほど変わらない車であり、この事がレパードの評価を大きく下げる結果となった。ボディは4ドアハードトップのみ。ドアアウターパネルおよびインスツゥルパネルの形状はY33系セドリック/グロリアと共通。当初、エンジンはV型6気筒SOHC 日産・VGエンジン#VG30E|VG30E型(160ps)とV型6気筒DOHCのVQ型、2987cc 日産・VQエンジン#VQ30DE|VQ30DE型(220ps)とターボ付日産・VQエンジン#VQ30DET|VQ30DET型(270ps)の3タイプが搭載された。マイナーチェンジでVG30EとVQ30DE型が廃止され、直噴 日産・VQエンジン#VQ30DD|VQ30DD型(230ps)、直列6気筒DOHCターボ付 RB25DET型(235ps,4WD車専用),VQ25DE(190ps,FR車専用)およびF31系に設定されていたVG20E型(125ps)が追加された。グレード構成もグランツーリスモやブロアムといった区別こそ存在しないが、内容的にはセドリック/グロリアとほぼ同じような構成となり、登場当初は後席関係の装備を充実させたトップグレードのXV-Gを筆頭に、以下XV、XR、XJと続いた。
足回りはセドリック/グロリアのグランツーリスモと同じ仕様だったとされ、XV-GとXVにはSUPER HICAS仕様の足回りも用意された。
殆ど知られてないが、日産初の直噴エンジンを搭載したモデルである。 年表
1996年3月 Y33型にモデルチェンジ。
1999年6月 Y34型セドリック/グロリアに統合する形で、Y33型生産終了。レパードの19年の歴史にピリオドを打つ。
インテリア車名の由来
leopardとは英語で「ヒョウ|豹」(ひょう)の意味。販売チャネル
初代 日産店 (ブルーバード販売会社)
初代TR-X チェリー店 (パルサー販売会社)
2代目 日産店、チェリー店
3代目 日産店
4代目 日産店、サニー店CM
CMキャラクター
加山雄三(初代・2代目前期型) キャッチフレーズ
「自由に何を賭けるか」(初代:前期型)
「PowerElite」(初代:前期型)
「華麗なる豹」(初代:後期型)
「かぎりなく自由だ。かぎりなく豊かだ。」(2代目:前期型)
「表現力。」(2代目:前期型)
「若いというだけでは、手に負えないクルマがある。」(2代目:後期型)
「平凡なクルマに乗っていると、平凡なオトコになってしまう。」(2代目:後期型)
「美しい妻と一緒です。」(3代目)
「高級車の中で、いちばん自由でありたい。」(4代目)関連項目
日産自動車
日産・ブルーバード
日産・マキシマ
日産・シーマ
日産・セドリック
トヨタ・ソアラ外部リンク
日産・レパード(1997.10-1999.6)
レパード過去モデル(Carview)
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