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2008/02/10 日記<2003年J1・2ndステージ最終節>
2003年J1・2ndステージ最終節
2003年J1・2ndステージ最終節(2003ねんJ1・セカンドステージさいしゅうせつ)は、2003年11月29日に行われた日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)ディビジョン1(J1)第15節のことを指すが、本項ではその中でステージ優勝の可能性があったジュビロ磐田、鹿島アントラーズ、横浜F・マリノス、ジェフユナイテッド市原・千葉|ジェフユナイテッド市原の試合について記す。
第14節までの経緯
この年のJリーグは、それまで「2強」と呼ばれてきた鹿島アントラーズ、ジュビロ磐田の両チームが世代交代期に入りチーム力が低下。一方で、名門と呼ばれながらそれまで2強の陰に隠れてきた横浜F・マリノスが岡田武史(現サッカー日本代表監督)を監督に招聘していきなり1stステージで優勝。イビチャ・オシム(前サッカー日本代表監督)を迎えたジェフユナイテッド市原も力をつけるなど、それまでのチームの上下関係が変化し出していた。このようにJ1全体が群雄割拠の様相を呈してきたことと、この年からゴールデンゴール|Vゴール方式の延長戦が廃止された(J2では2002年に廃止)ことで引き分けが増えたことが重なって、2ndステージは空前の大混戦になり、第10節終了時点でも、1位の東京ヴェルディ|東京ヴェルディ1969(5勝4分け1敗・勝ち点19)から10位のガンバ大阪(3勝4分け3敗・勝ち点13)までが勝ち点差6の中にひしめき合っていた。その後、優勝争いに絡むチームは次第に絞られてたが、第14節終了の段階になっても、まだ4チームに優勝の可能性が残されていた。第14節終了時の1位から4位までの順位表は下の通りである。こうして、運命の最終節を迎える。
最終節
4チームが絡む試合は下の3試合である(開始予定時刻ははいずれも14:00。左側がホームチームで、太字が優勝の可能性が残っているチーム)。
横浜F・マリノス−ジュビロ磐田(横浜国際総合競技場・現在の日産スタジアム)
浦和レッドダイヤモンズ−鹿島アントラーズ(埼玉スタジアム)
東京ヴェルディ|東京ヴェルディ1969−ジェフユナイテッド市原・千葉|ジェフユナイテッド市原(東京スタジアム (多目的スタジアム)|味の素スタジアム)*各チームの優勝条件
磐田:勝つか、引き分けでも鹿島が4点差以上で勝たなければ優勝
鹿島:自分が勝ち、横浜−磐田で横浜が勝つ(引き分けの場合、鹿島は5点差以上を付けるか、4点差でかつ磐田の総得点を上回らねばならない)※1
横浜:自分が勝ち、鹿島が引き分け以下(市原が勝った場合でも得失点差で抜かれる可能性は小さい)
市原:横浜−磐田で横浜が勝ち、鹿島が引き分け以下で、「横浜が付けた得失点差+6」点差以上で勝つか、+5点差で且つ横浜の総得点を上回る ※2※1 総得点が並んだ場合は直接対決が引き分けのため、抽選になる。
※2 総得点が並んだ場合は直接対決で勝利した横浜の優勝。自力優勝があるのは磐田だけで、鹿島以下の3チームは自分が勝ち、磐田が負けることが条件となった(鹿島は磐田が引き分けの場合勝ち点では並ぶが得失点差が厳しい)。横浜は磐田に勝てば磐田より上位に来ることは確定だが、残り2試合の結果を待たねばならない。市原は少なくとも6点差以上での勝利が求められ、わずかな可能性に賭けることになった。前半
11月29日14時2分、横浜国際総合競技場でキックオフ。つづいて3分に東京スタジアム (多目的スタジアム)|味の素スタジアム、4分に埼玉スタジアム2002で試合が開始された。まず磐田が前半2分にグラウのゴールで、埼玉では鹿島が前半6分に小笠原満男のゴールでそれぞれ先制した。横浜0−1磐田
浦和0−1鹿島
東京V0−0市原そして前半15分、横浜でひとつのアクシデントが起こる。横浜のゴールキーパー・榎本哲也が、ゴールキックを邪魔されたとして磐田のグラウと小競り合いを起こす。これにより榎本哲は退場となり、横浜は10人で臨むことになった。前半18分、味スタで千葉が村井慎二のゴールで先制。前半32分には鹿島が青木剛により1点追加して前半終了となった。*前半終了時のスコア横浜0−1磐田
浦和0−2鹿島
東京V0−1市原[前半終了時点での順位]
後半
後半開始早々、千葉がサンドロ・カルドソ・ドス・サントス|サンドロのゴールで2点目を取る。一方、横浜では後半5分にマルコス・ゴメス・デ・アラウージョ|マルキーニョスの同点ゴールが飛び出し、横浜が同点に追いつく。横浜1−1磐田
浦和0−2鹿島
東京V0−2市原[この時点での順位]
順位は前半終了時と変わりないが、磐田と鹿島の勝ち点が並んだ。埼玉では後半31分、浦和が永井雄一郎のゴールで1点返す。横浜1−1磐田
浦和1−2鹿島
東京V0−2市原この時点では、鹿島の得失点差がマイナス1されただけで、後半5分の段階と順位に変動はない。後半もロスタイムに近付き、このまま磐田の優勝と思われたが、後半44分に横浜が久保竜彦の劇的なゴールで勝ち越す。横浜2−1磐田
浦和1−2鹿島
東京V0−2市原[この時点での順位]この直前にFC東京に得失点差の関係で抜かれ数分間5位に転落していた横浜が、この得点で再び上位へと戻ったのに対し、磐田にとっては優勝から一気に4位に転落する、悪夢のような一撃であった。そして、このまま試合終了。一方、埼玉はこの時点で後半42分。鹿島とすればあと3分+ロスタイムを守り切れば優勝である。鹿島ベンチに磐田敗戦の知らせが届き、選手にボールキープの指示を与えた。しかし、ロスタイムに浦和がマルシオ・エメルソン・パッソス|エメルソンのゴールで遂に同点に追いつき、その直後に試合終了となった。また、味スタの試合も終了し、最終順位が確定した。横浜2−1磐田(試合終了)
浦和2−2鹿島(試合終了)
東京V0−2市原(試合終了)最終順位
今度は鹿島が優勝から4位に転落し、磐田と同じ悲劇を味わった。この結果、すでに試合が終わっていた横浜が優勝。昨年の磐田に続く両ステージ制覇を達成した。また、市原は2点差での勝利であったため、優勝は逃したものの2位に食い込んだ。1位から3位までの勝ち点が同じだったということ、鹿島がそのまま優勝していた場合は得失点差はわずか+3だったことが、このステージがいかに大混戦だったかを物語っている。なお総得点と得失点差のトップは5位のFC東京(得点32失点20差+12)、そして最少失点は最下位の大分トリニータ(16)であった。試合データ
※選手交代は3人まで。
浦和レッドダイヤモンズ - 鹿島アントラーズ
開催日:2003年11月29日 14時4分
開催地:埼玉スタジアム2002(埼玉県さいたま市)
観衆:51,195人
結果:浦和レッドダイヤモンズ 2−2 鹿島アントラーズ
得点:6分 小笠原満男(鹿島) 32分 青木剛(鹿島) 76分 永井雄一郎(浦和) 89分エメルソン(浦和)
浦和レッドダイヤモンズ
監督:ハンス・オフト
GK:都築龍太
DF:坪井慶介 ネディエリコ・ゼリッチ|ゼリッチ ユーリ・ニキフォロフ|ニキフォロフ(22分 MF 長谷部誠)
MF:山田暢久 鈴木啓太 (サッカー選手)|鈴木啓太 内舘秀樹 平川忠亮 山瀬功治 (60分 永井雄一郎)
FW:田中達也 マルシオ・エメルソン・パッソス|エメルソン
ベンチ入り:山岸範宏(GK) 三上卓哉(DF) 堀之内聖 (MF)
鹿島アントラーズ
監督:トニーニョ・セレーゾ
GK:曽ヶ端準
DF:内田潤 秋田豊 大岩剛 池内友彦 (82分 金古聖司)
MF:青木剛 フェルナンド・アルメイダ・デ・オリベイラ|フェルナンド (77分 FW 本田泰人) 小笠原満男 石川竜也
FW:平瀬智行 深井正樹 (78分 中島裕希)
ベンチ入り:西部洋平(GK) 野沢拓也(MF) 横浜F・マリノス ? ジュビロ磐田
開催日:2003年11月29日14時2分
開催地:横浜国際総合競技場(神奈川県横浜市)
観衆:43,283人
結果:横浜F・マリノス2 ? 1 ジュビロ磐田
得点:2分 グラウ(磐田) 50分 マルコス・ゴメス・デ・アラウージョ|マルキーニョス(横浜) 89分 久保竜彦(横浜)
横浜F・マリノス
監督:岡田武史
GK:榎本哲也(15分退場)
DF:中澤佑二 松田直樹 河合竜二 (79分MF 大橋正博)
MF:佐藤由紀彦 (16分GK 下川健一) 遠藤彰弘 (51分 上野良治) 那須大亮 ドゥトラ 奥大介
FW:マルコス・ゴメス・デ・アラウージョ|マルキーニョス 久保竜彦
ベンチ入り:小原章吾(DF) 安永聡太郎(FW)
ジュビロ磐田
監督:柳下正明
GK:山本浩正
DF:鈴木秀人 田中誠 (サッカー選手)|田中誠 山西尊裕(89分FW 中山雅史)
MF:河村崇大 福西崇史 服部年宏 アレクサンダー・ジヴコヴィッチ|ジヴコヴィッチ (76分 川口信男) 名波浩
FW:グラウ 前田遼一(72分 西野泰正)
ベンチ入り:佐藤洋平(GK) 上本大海(DF)東京ヴェルディ1969 ?ジェフユナイテッド市原
開催日:2003年11月29日14時3分
開催地:東京スタジアム (多目的スタジアム)|味の素スタジアム(東京都調布市)
観衆:14,006人
結果:東京ヴェルディ1969 0 - 2 ジェフユナイテッド市原
得点:18分 村井慎二(市原) 45分 サンドロ・カルドソ・ドス・サントス|サンドロ(市原)
東京ヴェルディ1969
監督:オズワルド・アルディレス
GK:高木義成
DF:柳沢将之 アレシャンドレ・パエス・ロペス|ロペス 米山篤志(68分退場) 三浦淳宏
MF:山田卓也 ラモン・メネゼス・ウブネル|ラモン(ハーフタイム 平野孝) 林健太郎 根占真伍(66分 田中隼磨)
FW:桜井直人 平本一樹(ハーフタイム パトリック・エムボマ|エムボマ)
ベンチ入り:柴崎貴広(GK) 飯尾一慶(FW)
ジェフユナイテッド市原
監督:イビチャ・オシム
GK:櫛野亮
DF:斎藤大輔 中西永輔 ジェリコ・ミリノビッチ|ミリノビッチ
MF:坂本將貴(80分 茶野隆行) 阿部勇樹(89分 工藤浩平) 佐藤勇人 村井慎二 羽生直剛
FW:サンドロ・カルドソ・ドス・サントス|サンドロ(89分 巻誠一郎) 崔龍洙
ベンチ入り:立石智紀(GK) 林丈統(FW)関連項目
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